ユーザーのプライバシー保護強化と利便性向上のためのアップデート

　Googleマップが、ユーザーのプライバシー保護強化と利便性向上のためのアップデートを実施しました。今回のアップデートは、ユーザーとビジネス双方に影響を与える可能性があるため、注目されています。

ユーザーにとっての主な変更点は以下の2つです。

• ロケーション履歴の保存方法: これまでクラウドサーバーに保存されていたロケーション履歴が、デバイス上に直接保存されるようになります。これにより、ユーザーは自身の位置データの管理をより詳細に行うことができます。
• ロケーション履歴の自動削除機能: ロケーション履歴の自動削除機能がデフォルトで3ヶ月に短縮されました。これにより、ユーザーは意図せず古い位置情報が保存されることを防ぐことができます。

一方、マーケティング担当者にとっては、以下の点に注意が必要です。

• 位置情報に基づく広告の有効性: ユーザーが位置データの共有に慎重になる可能性があり、検索行動の変化によって、位置情報に基づくキーワードや広告の有効性が低下する可能性があります。
  

ビジネスプロフィールに関連する2つの新機能も追加

　さらに、Googleビジネスプロフィールの項目に新機能が追加されました。

• 駐車場情報の追加: 無料駐車場、有料駐車場、係員付き駐車サービスなど、駐車場に関する詳細な情報をビジネスプロフィールに追加できるようになりました。
• ジム向け属性・アメニティ情報の追加: バスケットボールコート、男女別トイレ、スイミングプールなど、ジム向けの属性やアメニティ情報が追加されました。

　どちらの項目も、ユーザにとって重要な情報となるため、ぜひ設定しておくとよいでしょう。
　新機能の追加は少しずつ対応されていきますので、まだ追加されていない場合は更新されるのをお待ちください。